人生詰んでるけど生きてます

東大卒で統合失調症という残念な著者が、種々雑多な物事を取り上げ、独自の観点から話題にするブログです。

ジョー・サトリアーニとルイス・ウェイン


全く関連性の無さそうな二人ですが…

さて今日は、アメリカの現役ロックギタリストであるジョー・サトリアーニ(Joe Satriani)氏と、イギリスの故人である画家ルイス・ウェイン(Louis Wain)氏の二者について取り上げます。

そして、この話に需要があるかどうかは全く別として(汗)、このお二方を熱く語っていきたいと思います。(以下、二人については敬称略)

さてこのお二人には本当にお互いに何の接点もありません。では何で僕はこの二人を結びつけたのでしょうか。

あるいはひょっとしたら、
「アンタ(僕のことです)の統合失調症による意味不明な関連付けなだけじゃねーの?」などと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかしこの関連付けにはキチンとした根拠があるのです。

きっかけはYouTubeの動画

実はこのルイス・ウェイン(以下、ルイス)と言う画家は、このブログでは毎度お馴染みのワードと化している統合失調症を晩年になってから患ってしまったのです。

そして、統合失調症になってからもなお、絵を描き続けました(ちなみにこのルイスは終始のイラストを専門としていました)。

さて、何が凄かったかというと、病気になってなお絵を描き続けたそのド根性もさる事ながら、このルイスの描く猫のイラストが、統合失調症発症前後で劇的に異なっていた事なのです。

これは精神医学でもしばしば論点とされるテーマであるらしく、実際に僕の主治医の先生もルイスのイラストに対する知見を持っておられました。

さて、YouTubeの以下の動画で、そのルイスの描いたイラストの変遷を、一聴したところおどろおどろしい音楽に乗せられながら視聴する事ができます。

そう、たまたまその音楽がジョー・サトリアーニ(以下、サトリアーニ)によるものだったと言う訳なんですね。なおここで誤解なきよう言っておくと、サトリアーニご自身は統合失調症でも何でもないハズです。

サトリアーニのデビューは1987年であり、それから今年度に至る非常に長い期間、精力的に音楽活動をしていますから、これは普通の健康な方よりも遥かに強靭な心身を持っている事に他ならないでしょう。

さて話がややそれました。そのYouTubeの動画と言うものは此方です。ルイスの描く猫の絵の変遷は特にショッキングとも言えるものなので、視聴する際には少しご注意を。(まあグロテスクと言うタイプではないと思いますが、サイケデリックとは言っていいでしょう)



動画を観ていただければ分かったと思いますが…

ルイスの写実的なイラストが、どんどん抽象化されていく事にお気づきだった方は多いと思います。と言うかこの動画のサムネイルを見ただけで「これアカンやつや」と思って観なかった方も大いにいそうな気がしますが(汗)

そして最終的には猫のイラストを描いているようにはまるで思えない状態になってしまいます。なおこのルイスの絵の変遷が、統合失調症の悪化の進行を現しているものと、少し前までは(ひょっとしたら今も?)精神医学では考えられていたようです。

ルイスの悲劇は、精神医学や向精神薬が発展途上、と言うかそもそもまるで発展していなかったと言っても過言ではなさそうな時代(没年1939年)に産まれ、そして統合失調症を発症してしまったところにあるのではないかと思います。

これがもし現在に産まれていたとしたなら、もう少しこのような症状の進行を食い止められていたのではないでしょうか。そう思うと、本人には不本意だとは思いますが、まさに『悲劇の画家』という事になりそうです。

なお、ルイス・ウェインの遺した猫のイラストは、統合失調症発症の前後を問わず今では世界的に大変人気があります。実際、発症前のユーモラスなイラストは観ていて癒されますし、発症後の幾何学的でフラクタルなイラストも、観るとあたかも『病気になったと言うより、真の芸術性が開花したのでは』と思わせるものがありますね。

ここからサトリアーニの話題です

ここからはサイケデリックな話題はありません。ご安心ください。なお僕は洋楽については、この人以外の知識を殆ど持たないため、そのような印象で読んで頂けると幸いです。

さて僕がこの人に興味を持ったきっかけとなった音楽が、奇しくもルイスのイラストの変遷を示したこの動画にあった事は述べました。で、僕はルイスのイラストに興味を持つと同時に、何故かこのサトリアーニの音楽にも強く惹かれてしまったのでした。

で、「こんなおどろおどろしい音楽を作る人って一体どう言う人なのかな、そしてこう言うタイプの曲ばかり作っている人なんだろうか? それはそれで面白そうだ」
とハンパない興味を持つに至りました。

そこであれこれ調べた結果、この動画に収録されている二曲は”Midnight” と ”The Forgotten, Pt.1”というタイトルである事が分かりました。

そして最終的にそれぞれが次の2枚のアルバムに収録されている事を突き止めた僕は、大してお金もあるわけじゃないのにこれらを衝動的に購入しました。

Surfing With The Alien
Surfing With The Alien

Flying In A Blue Dream
Flying In A Blue Dream

音楽を聴いて分かったこと

さてそのようにしてサトリアーニの音楽を購入して、早速聴いてみました。そして、この動画で使われていたような比較的スローテンポでダークな曲は、むしろ彼の中では少数派であり、逆に疾走感溢れる明るめの音楽が、彼の曲のメインである事を知りました。

特にこの一枚目のアルバム ”Surfing With the Alien” は今やアメリカを中心に名盤と誉れ高いもののようです。僕としてはこのアルバムの表題作や、”Crushing Day”と言ったものが好みです。

僕は元々邦楽でもX JAPANの”Silent Jealousy”のようなものを好んで聴いていましたから、サトリアーニについてもこれら二曲の疾走感が気に入ったのだと思います。特に”Crushing Day”のギターソロの凄さは、さすが本場のハードロックだなと思わざるを得ません。

と言うわけで気づいたらダークな曲よりスピーディなものばかりを聴くようになってしまっていた自分がいました。そして気付けばサトリアーニのアルバムを6枚も所持していました(笑)

さてサトリアーニ自身は生粋のギタリストとの誉れ高く、基本的に音楽にボーカルは一切入れません

ここの2枚目に挙げた ”Flying In a Blue Dream” には例外的にボーカルが半分くらい入っているのですが、どうやら評判が良くなかったみたいで、僕が聴く限りそれ以降はボーカルは入っていません。ギター一本で聴かせるタイプのアーティストです。かっけぇなぁ。

さて、おそらく多くの方が話についてこれていないのではと推測しているので、ここで一つサトリアーニの個人的なお薦めアルバムを紹介して、終わりとします。それが以下のアルバムです。

ショックウェイヴ・スーパーノヴァ
ショックウェイヴ・スーパーノヴァ

このタイトルを翻訳すると、『超新星爆発の衝撃波』とでもなるのでしょうか。いまでこそ、『スーパーノヴァ』とか、これの和訳である『超新星』という用語はミュージシャンの間での流行語になっていますね。

なお誤解されることが多いのですが、超新星爆発と言うのは星の始まりの事ではありません。大質量の星が最後に起こす爆発の事です。

ちなみに太陽はそんなに大きくは無い部類なので、爆発は起こらないとされています(火星ぐらいまで飲み込む程には膨張するらしいですが)。

それはともかく、この作品の表題作は如何にも上記の爆裂の雰囲気が表現されています。その他、コメディ調の曲、悲劇調の曲など色々あって、聴く人を飽きさせない工夫がされていると思います。

15曲も入っているので、名盤であるものの収録曲が10曲で、しかも短い曲が多い前述の ”Surfing With the Alien” より僕個人的にはオススメだったりします。

まとめ

そんな訳で例の動画により、ルイス・ウェインは言うまでもなく、ジョー・サトリアーニまで ”Schizophrenia(統合失調症)” と言うキーワードで知ってしまった僕です。

もちろんそんな状態からは程遠いであろうサトリアーニ氏にとっては、これは非常に不本意な知られ方だろうなとは思います。

しかしまあこれで異国のファン(変なヤツですが)が一人増えたわけですから、結果オーライという事にして欲しいなあとか、遠い国から考えている次第です。

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