人生詰んでるけど生きてます

東大卒で統合失調症という残念な著者が、種々雑多な物事を取り上げ、独自の観点から話題にするブログです。

エビリファイとレキサルティ


有機化学の簡素かつ中途半端な説明

今日は現在飲んでいる、そしてつい最近まで飲んでいた二種類の向精神薬について、とある統合失調症患者の見地から語ってみようと思う。

それ系のお薬を飲んでいない方にとっては、少々つまらない記事かも知れないが、そこはひとつご勘弁願えればと思う。

(以下しばらく化学のしょうもない話が続きます 笑)

もちろん僕は医学的知識を全く持たないから、ウィキペディアでそれぞれの向精神薬の構造式をみても、どの官能基や環状(環式)構造が、どのような向精神的効果をもたらすか、などという事はさっぱり分からない。

だが腐っても大学の理学部で科学を学んだ身であるから、僕の医学を含む科学に対する信頼感は絶大なところがある。

さて官能基と言うのは卑猥な意味ではない。高校化学の終盤で学ぶのだが、これは有機化合物(二酸化炭素などの一部を除く、主に生命体を構成する炭素化合物の事だ)の一部についている、特定の機能を有する原子の少量の集まりの事である。

アルコールの機能を表現するヒドロキシル基や、酢酸の系統の機能を表すカルボキシル基はご存知の方も多いと思う。
なおGoogleで官能基と検索すると、卑猥な意味と捉えられるのか、そこからの検索候補が一切表示されない現象が起きている(笑)

因みに環状構造とは文字通り、原子団が平面的であれ立体的であれ、輪のようにグルッと一回りして繋がっているものだ。

この中でもベンゼンと言う分子は炭素原子がちょうど正六角形型に平面的に繋がっており、芳香族化合物と呼ばれる。そしてベンゼンはその代表であり、その中でも一番シンプルなものだ。

立体的に環状構造になっているもののシンプルな代表例はグルコース(ブドウ糖)ではないかと思う。これは炭素原子5個と酸素原子1個が、平面的でキレイな環状になっているのではなく、ジグザグを描くように立体的な六角形を描いている。

同じ環式ではあるものの、これは前述の芳香族化合物とは厳格に区別される。

とまあここまで化学的にも中途半端な知識を並べてきたが、僕としては官能基と環式炭素化合物の大まかな知識を多くの人に得て欲しいと思って書いた。

ぶっちゃけ上は読み飛ばして頂いても、全然後に書いてある事には影響なかったと思う。まあ要するに官能基とか下品な意味じゃないからね、という事を伝えたかっただけだったのだろう(笑)

アリピプラゾール(以下、エビリファイ)

さていきなりだが僕はエビリファイの24mgを飲んでいる。詳しい方なら既にお分かりだと思うが、これはエビリファイのMAX用量である。

と言うか最近になって初めて最大量を飲んでいるという事を知った。そしてこのエビリファイは基本的に統合失調症に処方されるという事だ。と言うことはやはり僕の症状はヤバイのだろう。認めたくないものだな。

さて皆さんご存知の通り、統合失調症には幻覚や妄想、そして異常行動や情緒不安定と言ったド派手な「陽性症状」がある。またその陽性症状によってエネルギーを使い果たした状態である無気力状態の「陰性症状」もある。

さて陽性症状は素人目にも比較的分かりやすいが、陰性症状精神科医の先生のようなプロであっても、うつ病やパーソナリティ障害のような別の病気、障害と、時として見紛える事もあるようだ。

それが理由かどうかは分からないが、陰性症状主体の僕がこの統合失調症の診断をはじめて受けたのは、24歳の頃の事だった。実際には16〜17歳ぐらいの対人恐怖が顕著だった頃から、既にそれにかかり始めていたのだと思っている。

さて僕はこのエビリファイを長年飲んでいる。ここであくまで僕個人としての服薬の感想を述べさせて頂けば、これは陽性症状にはかなりの効果があるものの、陰性症状にはさほどの改善効果が認められないようである。

つまり、陽性症状を鎮める鎮静効果は強いものの、無気力となる陰性症状にまでは中々力が及んでくれないのである。ひょっとしたら鎮静効果が強いが為に、陽性症状の反動である陰性症状を亢進してしまう部分があるのかも知れない(あくまでトーシローの判断です 笑)。

僕はしばしば独りカラオケに行くが、陰性症状が強まったら、唄う際に利用できるエネルギーも弱まる為、採点の点数に如実にそれが反映されてしまう。つまり、どの歌を唄っても、半音ぐらい下に声がズレてしまうのだ。

その結果、カラオケ機械の採点さんに、
「キーが高いようっすね。半音下げたらちょうどいいんじゃないっすか?」とか言われる始末である(汗)

でも陽性症状には効果的なのは確かだし、何より次に述べるレキサルティよりも僕には合っているようだ。これは主治医の先生も述べているから、間違いではないはずだ。

特にこのブログの記事内容の変遷をご存知の方ならお分かりだと思うが、レキサルティからエビリファイに戻す事によって、陽性症状におけるネガティブな心境を改善する事に、かなり成功したように思う。

確かに自己満足趣味のカラオケ採点で点数が下がったのは少々寂しいが、これからも僕は当面はこの薬と共に症状改善に努めていきたいと思っている。

ブレクスピプラゾール(以下、レキサルティ)

このレキサルティはエビリファイの進化系と言われている。もちろん統合失調症の薬であり、今は統合失調症のみにしか処方できないようだ。

これまでこれと言って効果的な薬がなかった(と僕も体験から思うのだが)、陰性症状の改善にパワーを発揮すると言う期待が持たれているようだ。そしてエビリファイの進化系と言う名は伊達ではなく、陽性症状にも陰性症状にもよく効くとの噂だ。

ここからは無駄話は述べず、僕自身の服薬体験から述べていこうと思う。

エビリファイでは陰性症状に対してやや力不足だという事で、この新しいレキサルティに代えて貰った(もちろんそれは僕ではなく先生の判断である)のだが、その際の僕の心境の変化はこのブログの内容の変遷の通りである。

有り体に言えば陰性症状が弱まった代わりに、陽性症状が強まった模様で、酷くネガティブで攻撃的な性格になってしまっていた。

確かに陰性症状には相当効果的だったと思う。例のカラオケの採点をしても、僕の声が本来の曲より半音下がるという現象がなくなっていた。

それだけ歌を唄う際にもエネルギーを発揮できたわけであり、また、日々生活していく上での眠気や疲労も極端に減った。これだけならかなり理想的な薬だったと言えそうだ。

しかし、ネガティブで攻撃的になってしまうのが、何より非常に残念だった。この攻撃性はどうやら僕の陽性症状の最大の表れのように思える。

或いはこのレキサルティも最終的に2mg(最大量)をもらう事になったのが、災いしたのかもしれない。

つまり、僕の憶測だが、逆に陰性症状を抑制し過ぎたあまり、陽性症状が強まり過ぎてしまったのではないか。レキサルティはエビリファイと同系統の薬らしいが、僕にとってはどうやらこの二者は、殆ど正反対の効果を呈するようだ。

ひとまず当面の間は、テンションがイマイチ上がらないし眠気もかなりあるものの、平穏な心境を維持できるエビリファイを貰いながら、じわじわと社会復帰に向けて進んでいきたいと思っている。

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