人生詰んでるけど生きてます

東大卒で統合失調症という残念な著者が、種々雑多な物事を取り上げ、独自の観点から話題にするブログです。

カラオケの採点ゲームについて機種毎に


何とかここまで復帰してきました

6月13日の記事で、カラオケのとある曲(B'zの”TIME”)において、採点ゲームでの点数がガタ落ちしたと言う内容の事を書きました。すなわち99.5点だった点数が、82.9点まで下がった現象についてでした。

ちょうど入院前後と時期的に重なっていた事もあり、当時の僕はこれを例の持病の悪化の為の、後遺症によるものだと考えていました。そしてこのように一旦悪化したものを元に戻すのは極めて難しいとも思っていました。

99.5点が出せた時も82.9点に止まった時も、どちらの時もベストを尽くすつもりで歌ってみたのですから、点数が下がったのが病気の後遺症の為だったと考えるのは、無理はないと今でも思います。

しかし、持病によって一旦下がった能力を以前の能力近くまで戻す事は、必ずしも不可能ではないと今では思います。その証拠が冒頭の採点の写真です。これはDAMと言う機種における、精密採点DX-Gの結果画面です。

必ずしも僕の症状が順調に回復に向かっているわけでもないという事は、僕自らが重々承知しています。しかしこの採点結果は、「病気によって落ちた能力を取り戻す事は不可能だ」と言う絶望的な推測をいい意味で裏切ってくれました。

でも、カラオケの採点って参考になるの?

このテーマの事を考えていらっしゃる方も多いと思います。

しかし僕が現行カラオケ機種二種類(DAMJOYSOUND)の採点において、色々実践しながら考察した結果、どうやらDAMの方では採点の精度は今や相当高くなっていそうだと言う事が分かってきました。

以下、初級スコアラー(採点偏重者)のマニアックすぎる文章が続きます。上記の二機種の採点について歴史的な経緯から順に述べていきます。好みに合わせてお読みください。

まずはDAM精密採点について

DAMのメイン採点は精密採点シリーズと呼ばれるものです。これは初代のものはビブラートを掛ければ掛けるほど点数が伸びる上、音程判定や全体的な採点基準も甘めで、あまり当てになる採点とは言えなかったと思います。抑揚やリズム判定もありましたが、まだまだ発展途上の感は否めませんでした。

ところが二代目の精密採点IIからは精度がグッと上がりました。音程評価だけでなく、歌う箇所によって声に強弱をつける”抑揚”や、ビブラート、ロングトーンの上手さ、テンポに合わせて曲を歌えているかを見るリズム評価など、評価基準がさらに増えて採点が多角的になりました。初代のようにビブラート量に比例して点数が伸びていく、という事も無くなりました。

またJOYSOUNDの分析採点でも後に取り入れられることとなった、あの歌唱中に現れる音程バー(『見えるガイドメロディ』と言うそうです)を初めて取り入れたのも、このDAM精密採点IIでした。

しかし一方でビブラートの上手さを評価し過ぎる悪い癖がありました。肝心の音程評価をも超えているほどの大評価基準でした。それゆえにビブラートが上手くできない人には非常に厳しいが、それが上手い人にとっては非常に甘い採点となっていたのです。

ちなみにこの精密採点IIから点数毎に採点時の音楽が変わるようになりました。特に95点以上の音楽はとても豪華なファンファーレのようなもので、自力で聞けた時には感動すると思います。

さて三代目の精密採点DXではこのビブラート偏重癖がなくなり、さらに採点基準に声の微小なブレの少なさを診る「安定性」項目が加えられ、ここにカラオケの採点は完成させられたように見えました。

四代目の精密採点DX-G(現行)では上記のDXがさらにブラッシュアップされ、主に90点や95点以上を出しにくい人への救済措置として加点機能も追加されています。

なお有名な話ですが、DAMにはDXのころから採点時の画面に現れない隠れた採点基準があるらしいという事が広く知られています。

これが一般的に呼ばれる『裏加点』であり、ぶっちゃけて言えば声質の事です。それゆえに僕のように声質の悪い男が100点を取るのは、比較的甘くなったDX-Gといえども極めて難しくなっています(泣)。

確かに声質は重要な要素なので採点基準に入れるのはごもっともなのですが、個人の努力ではどうにもならない面がある事もまた確かです。

そのような訳で精密採点シリーズでは、100点を取りたい時以外には気にしなくていい程度の配点に留まってはいます(今後どうなるかは知りません 笑)。

精密採点の良さ

前にも言ったように、DAMでは精密採点DXや同DX-Gで歌ってみる事によって、体調の良し悪しまで精密検査してもらえます(笑)。実際、疲れている時は安定性項目が如実に落ちます。これは体感された採点マニアの方も多いと思います。

加えて音程も落ちてきます。ビブラートやらロングトーンの上手さも時には下がってきます。リズムも乱れます。

何が言いたいかといえば、ともかく精密採点で高得点を出したい時は、予め体調を良くしておきましょうという事です。偉そうに語って申し訳ありませんが、これは何より僕自身に強調したい事なのです。

JOYSOUNDの分析採点について

さてDAMのライバル機種であるJOYSOUNDが、精密採点に追いつけ追い越せと頑張って作ったものが分析採点シリーズです。

確かにJOYSOUNDの開発陣の方々の並々ならぬ努力の跡が随所に見られるため、僭越ではありますが個人的には敢闘賞を進呈させて頂きたい採点シリーズではあります。

以下厳し目のコメントが続きますが、別に僕はJOYSOUNDや分析採点が嫌いなわけではありません。実際、JOYSOUNDの最新機種の音質は目を(耳を?)見張るものがあります。

加えて曲数も極めて多いので、コアなイメージこそありますが、採点の優しさも相まって、僕は逆にJOYSOUNDの方こそ入門の方には向いている機種だと思っています。

しかしここでは敢えて採点のみに絞って見ていきましょう。

この分析採点は初代の頃からDAM精密採点を意識し過ぎている傾向がありました、初代から数えて、三代目の分析採点IIIの登場後かなりの間まで、どんなに乱れたものでもいいから、とにかくビブラートを掛ければ掛けるほど良い点数が出てしまう現象があったのです。音程評価はあまり重要ではありませんでした。

さらに、まずあえて低い音を出し、それを途中で正しい高さへ向けて上にずらすと言う ”しゃくり” と言う技術も、これまた入れまくるほど点数が伸びるという状況でした。つまり分析採点はIIIまでと言う長い間、歌の総合力というよりも、テクニックで点数を伸ばす採点でした。

ところがIIIのリリース後の終盤ごろから、急に精密採点DXを意識した方針に変わりました。今までさほど重要とされなかった音程だけでなくロングトーンの上手さと安定性、この三つを極端に考慮した採点に変貌してきました。

一方でかつてあれほど重視されたテクニックが、今度はほとんど採点に加味されないと言う状況になりました。180度の方向転換と言っても良かったかもしれません。なおビブラートの上手さは今でも評価基準にはなっていません。

ともあれこの状況は現在も続いており、採点バーの音程追従の改正など細かなところで日に日に改善は続いていますが、上記の点から、ただただまっすぐに歌えば高得点が出やすい傾向があるように思います。

よって、分析採点シリーズはかつてのビブラートやしゃくり偏重の時代と比べれば相当な進展は見せたものの、精密採点シリーズと比べれば、残念ながらまだ精度では下がると言う印象です…

DAMJOYSOUNDも頑張って

採点について色々述べてきましたが、結論としては、これに尽きます。そもそも現行のカラオケ機種ひいては業界そのものが、これら二機種を製作している企業の複占(二社による独占)状態となっているのです。

ゆえにどちらか一方が極端に強くなってしまったり弱くなってしまったりすると、業界そのものの危機となり、僕のような重度のヲタクファンとしても困るわけです。

上で色々とJOYSOUNDの分析採点について残念な点を挙げたりしてしまいましたが、それ以外の面ではむしろこちらの方が優れている点も多いのです。

特に曲を入れていない時に流れる宣伝映像については、妙に曲選が偏ってるような気がするDAMより、JOYSOUNDの方がかなりバランスが良いと感じる事が多いです。この点では圧倒的にJOYSOUNDに軍配が上がるように思います。

さてDAM精密採点も、何だかんだ言ってあれこれと試行錯誤がなされた上で改善が進みました。同様にJOYSOUNDの分析採点も、今後さらに製作者の皆様の研究開発が進めば、まだまだ化けていく可能性は大いにあると思います。

それぞれがそれぞれの特長をさらに伸ばしていくような発展をしてくれれば、ファンとしても非常に喜ばしい事ですし、今後もそうなる事をただただ期待していきたいと思っています。

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