人生詰んでるけど生きてます

東大卒で統合失調症という残念な著者が、種々雑多な物事を取り上げ、独自の観点から話題にするブログです。

エネルギー管理士(電気分野) 雑感


(注:これは試験の合格証です。免状(資格証)取得には合格実績に加えて、一年間の実務経験が必要となります)

エネルギー管理士(電気)の難易度

  • エネルギー管理士(電気)
    • ★★★★★★☆☆☆☆ (難関初級)
  • 必要学習時間(推定量)
    • 80〜200時間(電験3種合格者前提)
  • 著者の学習時間
    • 110時間
  1. 課目1 エネルギー総合管理と法規
    • ★★★+☆☆☆☆☆☆ (普通上級)
  2. 課目2 電気の基礎
    • ★★★★★☆☆☆☆☆ (やや難関)
  3. 課目3 電気設備及び機器
    • ★★★★★☆☆☆☆☆ (やや難関)
  4. 課目4 電力応用
    • ★★★★★+☆☆☆☆ (難関初級)

素点,合格最低点,合格率 (全て平成29年)

  1. 課目1 :159点 (200点満点)
    • 合格最低点:120点
  2. 課目2:123点 (150点満点)
    • 合格最低点:90点
  3. 課目3:162点 (200点満点)
    • 合格最低点:120点
  4. 課目4:156点 (200点満点)
    • 合格最低点:120点
  • 総合得点:600点 (750点満点)
    • 合格最低点(参考):450点
  • 合格率
    • 29.3% (課目毎の合格率は公表なし)

エネルギー管理士(電気) 総評

巷で電験2.5種と呼ばれているエネルギー管理士(電気)ですが、僕にもやはり、エネルギー管理士が3種と2種のちょうど中間の難易度とは思えませんでした。かなり3種寄りってか3種と同等だと思います。
電験3種を持っている人なら、過去問だけを80〜200時間程勉強すれば受かるものと思われます。これもよく言われているように、電験3種のように過去問の類題が一切出ない、という事がエネルギー管理士ではないからです。つまり、時々似た問題に出くわします(笑)

また、エネルギー管理士は文章問題は比較的容易、計算問題は比較的難となっていますが、容易な文章問題の配点の方が、課目2や課目4を除いて大きくなっています。つまり、比較的点が取りやすい。
さらに、電験3種は俗に言う五者択一式ですが、エネルギー管理士の文章問題は多肢選択式であり、実際のところ三択くらいの問題が多いです。
ただし合格点は電験のような救済措置がなく、全て60%統一です。

エネルギー管理士(電気) 過去問集

エネルギー管理士 電気分野 模範解答集 平成30年版
エネルギー管理士 電気分野 模範解答集 平成30年版
この本を6年分位,3周ほどすれば合格が見えてくると思います。僕は8年分を3回やったためか、8割で合格できました。
オーム社のものは表紙のデザインが凝っていますが、問題のすぐ下に解答があるので使いにくいです。電気書院版のこちらは問題と解答が分かれているので、演習がしやすいです。僕的には電気書院がオススメですね。

課目1の雑感,注意事項

「エネルギー総合管理と法規」の名の通りの問題が出題されますが、エネルギー情勢として、時事問題的なものも入ってくるので注意が必要です。
問題はほとんどパターン化されており、6年以上解いてきた受験者ならば安定して7割は取れるのではないでしょうか。ただし電験の法規がそうであったように、こちらもいつ難化するか予測がつかないため、意外と要注意の課目かも知れません。

課目2の雑感,注意事項

「電気の基礎」という名目で、電気回路(平衡または不平衡三相交流回路を含む時が多い),自動制御,情報処理,電気計測について聞かれます。
電気回路の名物は電験3種には出てこない不平衡三相交流ですが、キルヒホッフの第二法則で丁寧に解いていけば、おそらく全問正解できると思います。上級者はミルマンの定理を使ってもいいかもしれません。電気回路はそんなに難しくないので、ここでは満点を取りたいところ。
自動制御は知識問題,計算問題ともに明らかに電験3種の自動制御よりも難しいです。しかし出題パターンは決まっているので、しっかり演習して来たら6〜8割は必ず取れます。
情報処理は、いわゆる基本情報技術者レベルの知識が問われます。出てくる主題が過去問と異なる場合も多く、安定して点を稼ぎにくい分野です。他でキッチリ取っておきましょう!
電気計測はカンタンなのか難しいのかよく分からない分野です(笑)。ややこしい論理問題を解かされる場合もあれば、単純なブリッジ回路を解くだけって場合もあります。ここの攻略法も情報処理と同じですが、配点が大きいので油断は禁物です。

課目3の雑感,注意事項

電験3種の電力科目と機械科目を足し合わせた課目です。電力は送配電に絞られ、機械は変圧器と誘導機,直流機,同期機とパワーエレクトロニクスに絞られて出題されます。
昨年、難化しました。問題の分量特に計算問題が飛躍的に増え、計算問題のレベルも上がりました。電験3種の電力と同様、今年も難しいままかもしれず油断はできません。
僕も、「これは課目3落としたかもなぁ」と思って帰りましたが、簡単な問題の配点に傾斜が付けられていたため、蓋を開けて見ると四課目でも上位の得点率でした。
パワエレが出ることがよくありますが、電験3種のそれより易しい事が多いので、慎重に解けばさほど点は落とさないで済むと思います。

課目4の雑感,注意事項

電動力応用と言う名の力学が2問必須。残りは電気加熱,電気化学,照明,空気調和から2問選びます。
電動力応用が厄介で、学生時代真面目に物理をやってなかった人(僕含む)にとっては、エネルギー管理士試験での最難関分野となります。電験3種の電動機応用とは比べられないくらい難しいので、総勉強時間の3分の1ぐらいはここに割く覚悟でいきましょう。
なお物理をやっていた人に取っても意味不明なのが、ポンプ(送風機)の問題です。しかし問題に慣れて単位法を使いこなせるようになったら得点源にできます。
概して電動力応用を得点源に出来たら課目4、ひいてはエネルギー管理士自体も合格出来たようなものです。裏を返せばそれくらい難しいので、心してかかる事だと思います。

照明,電気化学,電気加熱はあまり電験3種と変わりませんが、電気加熱が難しい時が多いため、僕は照明,電気化学を選びました。すると電気化学が異様に難しかったです。ここでバタバタと点を落としてしまいました。化学も油断はできません…

以上でエネルギー管理士(電気分野)雑感を終わります。電験と被ってない分野は多いので、合格率が高いからと舐めてかかってはいけません。しかし、電験3種に合格できた受験者なら、上記の勉強法で行けると思います。ファイト!

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