人生詰んでるけど生きてます

東大卒で統合失調症という残念な著者が、種々雑多な物事を取り上げ、独自の観点から話題にするブログです。

第三種電気主任技術者(電験3種) 雑感


電験3種(第三種電気主任技術者)の難易度

  • 電験3種
    • ★★★★★★☆☆☆☆ (難関初級)
  • 必要学習時間(推定量)
    • 400〜1200時間
  • 著者の学習時間
    • 529時間
  1. 理論科目
    • ★★★★★☆☆☆☆☆ (やや難関)
  2. 電力科目
    • ★★★★☆☆☆☆☆☆ (普通上級)
  3. 機械科目
    • ★★★★★☆☆☆☆☆ (やや難関)
  4. 法規科目
    • ★★★★★+☆☆☆☆ (難関初級)

(+は★半分と思ってください)

以上が理系の僕が感じた電験3種の難易度です。
★6つ(難関初級)を見るとそんなに難しくないと思われるかも知れませんが、そこは腐っても難関です。そう易々と全科目合格させてはくれません。ゼロの状態から過去問だけで合格できる資格ではないという事です。とくに僕の感触では、法規科目が鬼だと思いました。

素点,合格率

  1. 理論 65点 (平成27年)
    • 18.1%
  2. 電力 80点 (平成28年)
    • 12.4%
  3. 機械 85点 (平成28年)
    • 24.3%
  4. 法規 54点 (平成28年)
    • 14.2%
  5. 総合 284点 (平成28年)
    • 8.5%

以下は超長いです。好みや必要に合わせて読んでください。

理論科目 テキスト

電験3種超入門(理論篇と数学・物理・化学)
電験3種超入門(理論篇と数学・物理・化学)
勉強を始めたばかりの僕には電気や物理の知識がほとんど無かったため、まず上記の本で入門的知識を学びました。電気に関するイメージを膨らませるにはモッテコイの良書ですが、文章が長く表現が過激な事もあり、激しく人を選ぶ書籍になっています。
僕はこれによって、次に紹介するメインテキストが学びやすくなりました。

これだけ理論 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)
これだけ理論 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)
電気書院の著名な電験テキストです。中学・高校の電磁気学の分野でもお馴染みのオームの法則キルヒホッフの法則を軽くさらって、即座にテブナンの定理,交流回路,三相交流回路に入っていきます。こう書くと難しそうなテキストに思えますが、それでも市販の3種理論科目の本では標準的な難易度です。
実際、何度もテキストを読み、問題を解いている間に、過去問と比べると問題が易しめである事に気付くと思います。しかしながら、3種ではほぼ必要ないラプラス変換の説明にページ数を割いていたり、一方でトランジスタなどの電子回路の説明は控えめであったりと、メジャーな割にはクセのあるテキストでもあります。

理論科目 総評
過去問を解かずに受かってしまいました。その証拠に点数が低めです。とは言え僕のような人はむしろ珍しいと思います。
確実に合格を手にしたいと思うならば、テキストは最低二周、過去問は三周ぐらいこなした方がいいと思います。難関の資格になってくると、テキストと過去問すなわちインプットとアウトプットの両輪が揃わないと合格出来ないと思います。
僕の年度の理論の問題は、問題文が三行ぐらいのやたら簡単な問題と、ソレノイド内の電磁力を考察したりするやけに難しい問題が交錯していました。

電力科目 テキスト

これだけ電力 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)
これだけ電力 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)
電力は発電から変電,送電,配電までを幅広く学ぶ科目です。範囲は広めですが、それでもこのテキストを何周かこなせば本質的な事が理解できると思います。
このテキストは「これだけ理論」よりも記述が丁寧で、読者に本質的な部分を理解させようとする努力が垣間見える書籍となっています。
ただその「本質的な部分」そのもの自体を理解するのが難しいので、某Amazonなどでの評価は低めとなっております。
しかし理論科目をしっかりやってきた受験者にとってはいい本だと僕は保証できます。

電力科目 総評
電験3種の中で一番易しいと、かつては言われていた電力科目。しかし昨今では合格率の一番低い科目に変貌しています。でも、僕の中での評価は変わりません。その証拠に合格率12.4%だったにも関わらず、素点80点(合格点55点)を取っています(ドヤァ)。
この理屈は簡単で、難易度が高くなっても本質的な事が大体理解できていれば、大体解ける問題が全体の大半を占めているからです。多くの方が本質的なモノを理解する事なく試験に来てしまうんですネ。

機械科目 テキスト

これだけ機械 改訂新版 (電験第3種ニューこれだけシリーズ 3)
これだけ機械 改訂新版 (電験第3種ニューこれだけシリーズ 3)
機械の出題範囲は非常に広いです。ざっと挙げると変圧器,誘導機,直流機,同期機,パワーエレクトロニクス,照明,電気加熱,電気化学,電動機応用,自動制御,情報処理です。書いてるだけで頭が痛くなってきました。これら全ての範囲がそれなりに深く問われます。
しかし、このテキストは「これだけシリーズ」の中では最高の丁寧さを誇っているんですね。その代わりテキストが分厚くなっていて、「こんなに機械」とか揶揄されています(笑)
僕はこのテキスト大好きです。これのお陰で機械を得意科目に出来たと言っていいと思います。説明が、理論科目を丁寧にやってきた人には非常に分かりやすくできているからです。
ただその分難易度は易しめであり、あくまで過去問に繋ぐためのステップとして利用するのがいいと思います。実際このテキストだけで試験に挑むのは危険です。

機械科目 総評
難しい難しいと言われている機械。しかし僕には機械適性があるのか、まあおそらくは上のテキストのおかげだと思うのですが、電力と並んで得意科目の一つでした。範囲が広い分、ものすごく突っ込んだ所までは問われないのも一因だと思います。
加えて合格率24.3%を見ればわかるように、僕が受けた年の機械は異様に難易度が緩かったです。範囲の広ささえ我慢できれば、誰しも得意にできる可能性があるのではないでしょうか。

法規科目 テキスト

これだけ法規 改訂2版 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)
これだけ法規 改訂2版 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)
電気にまつわる法律全般と、なぜか電力科目に似た計算が出題されます。計算問題は素直ですが、法律については相当突っ込んだ所まで聞いてきて、受験者を振るい落としてやろうと言う悪意熱意に満ちあふれた科目となっています。
僕はこの科目が超苦手でした。と言うかかなり難しい年に当たってしまったようです。

このテキストは内容的には押さえるところはバッチリ押さえてあり、記述も丁寧なんですが、テキストがいかんせん薄く、法規に関してしっかりと学べないという難点があります。
「これだけシリーズ」の中ではオススメしにくいという意見の方々が多いですが、僕もそれに同意します。このテキストよりオーム社の「完全マスター法規」を使う方が賢明かもしれません。

法規科目 総評
法規は普段は計算問題が40点ほどを占めているのですが、僕の受けた年は27点(だったかな?)分しか計算問題がありませんでした。その為何が出るのか分からない法律問題を計算問題でカバーすると言う手法があまり使えませんでした。
あまつさえ法律はテキストにも過去問にも無かったようなモノが出てきました。重箱の隅をつつくような試験だったと思います。
その点では近年の社労士みたいなモノを感じさせますね。まぁ電験3種の法規科目よりは社労士の方がはるかに難しいでしょうけれど…

以上で電験3種雑感を終わります。過去問のオススメのやり方については後日書くかもしれません。超長文でしたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

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